全力バカの集ってる感が最高に愉快な全裸野郎と美女の青春物語にありがとう「ぐらんぶる」

ぐらんぶる表紙
「ぐらんぶる」読んじゃいました。ってまだ1巻だけですけど。
この手の青春ギャグ漫画は結構読み込んできましたが、これは中々おもしろい。

系統的には「監獄学園」や「我妻さんは俺のヨメ」的な、好きな女の子のために主人公がしょーもないことに全力を注ぎ込む系の物語。
特にテンポがいいので話がガンガン進むし、それでいて内容が薄まらないパンチもあるので、読み応えってこういう時に使う言葉だなと改めて。

スポンサードリンク

美女×バカ×海=◯◯!!

ぐらんぶる1

ストーリーは、主人公「伊織」が大学入学をきっかけに、ダイビングショップを営む親戚の家に身をおきながら学生生活をエンジョイするというもの。
10年ぶりに再会したいとこのお姉さんや、その妹との同居生活でキャッキャウフフな展開を期待しつつ、胸膨らむ新生活の第一歩を踏み出します。。

ぐらんぶる3

と、思いきや。。

ぐらんぶる2

はい、このコペルニクス的転回。
これ、別の漫画じゃありません。流れ変わったななんて言う暇さえ与えず、開始1話(※十数ページ)も希望が持たない持たせない無慈悲な展開とはまさに。

ってかこれ何の巨人?ダイビングの漫画ならせめて女型の巨人やらマーメイドみたいなのもっと売り出さないの?とかすんごい思いますけど、終始これです。

誠に残念ながら、終始、これです。

サークルのノリをそのまま勢いで持ち込んだ感じの、圧倒的やっちゃってる感。
ちなみに1冊読み終わった時、恐らくページの3分の1はこいつら大体服着てません。
ダイビングサークルなんだししょうがないんじゃ、、とかのレベルでなく、むしろダイビングスーツ着てるだけダイビングの方がマシです。

と、こんな最低で最高なサークルに巻き込まれる形で、主人公の逃避行むなしく一メンバーとしての大学生活が始まります。
そして、これ以上ない見事な大学デビュー()を飾り、オタク服を着こなす超絶イケメンの耕平らも仲間に加わり切磋琢磨?友情・師弟愛を育む?熱い?展開が幕を開けるはずです、多分(恐らく)。

ぐらんぶる4

はい、この数ページ後には君たちがっつり絡んでます。


まぁ、もちろんこんなむさ苦しい話をずっとは読めるはずないので、良いタイミングでいとこ2人の絶対的清涼感が癒やしを与えてくれます。

ぐらんぶる5

左が妹の千紗、右が姉の奈々華。もうこの2人がいつ出てくるのかと待ちわびながら、この2人との絡みを楽しみに待つのが正しい読み方です。その間は勝手に奴らがつないでくれます。

ちなみに千紗ちゃん泣いてますが、ひどいことされている訳ではありません。ただのコミュニケーションの齟齬です、多分。
属性としてはツンデレのようで、基本主人公達の言動に逐次引いてる側なので、ヒキデレ?ただこれまで目立ったデレは確認されていないため、今後一層の注視が必要です。めっちゃ楽しみ。

姉さん側は、清純系のしっかりキャラで父親と店を切り盛りするぐらんぶるの精神的支柱。ただ、全裸野郎たちの中でも平然としていられるメンタルを発揮しながら、エ◯本や大人のビデオ系にはめっきり弱い模様。そのギャップ、最高です。

一癖二癖、というか癖しかないキャラばかり集まる海辺を舞台に、今後どう展開していくのか見守っていきたいと思います。

まとめ

そんな感じで、シュール系ギャグとテンポの良さがマッチして声出るレベルのおもしろさは保証できます。
こんなご時世、仕事に疲れたり、全部投げ出して何もしたくないっていう時、脳みそからっぽにして読んでいただければ最高です。では、2、3巻買ってきます。